TRASH CHALLENGE (六ツ石山)10月12日

 今回は山と渓谷主催の「TRASH CHALLENGE」に参加してきました。何をするかといえば、登山のついでに「落ちているごみも持ち帰ろう」というものです。実施山域はJR奥多摩駅周辺で、夕方の5時までにゴミ袋の中にゴミをひとつでも持って帰ってくれば、特製のバンダナ贈呈というものです。
 実施期間は10月の12-13日でした。参加費は無料です。
 どこの山に登るかは参加者の自由で、自分は始めての本格的な山登りをした思い出の山、六ツ石山に登りました。この山に15年前に登った時は雨でした。その時自分が持っていたのは、(本格的な山登りは知らなかったので)透湿性のまるでない、ビニールカッパで、なんとか下山できたものの、帰りの電車が混んでいて座れなかったところ、貧血になってしまった、といういわくつきの山です。

この日の天気:霧・曇り・時々日がさす

9:15 奥多摩駅着
TRASH CHALLENGEの参加手続きをする。ゴミ袋が案外小さかった(右下図)が、実際体験してみると、登山をしながら、ごみを拾うとなるとこれくらいの大きさが適当なのかもしれません。富士山ろくの樹海のごみ拾いではないのだから、そんなに馬鹿でかいゴミはない。

      中央が受け付け場所                     もらったゴミ袋(A4サイズ)

9:32 奥多摩駅出発
 こういったハイキングはたいてい、登り始めで迷うことが多く、今回も、「迷う」とこまでは行きませんでしたが、結構てこずりました。指導標と地図がどうも一致せず、「この登山道を進んでいると道路にはぶつからないはずなのに、道路にぶつかる、変なところに神社がある」など。
 11時くらいまではずっと植林の中を行くといった状況でした。途中から、ガスの中に入ったため、とても蒸し暑かったですが、少し幻想的な風景になってて結構良かったです。天狗でも出てきそうな雰囲気


                                           御前山                             
 ガスの帯をぬけた後、少しすると、ちょっとした雲海が見えて、これも結構良かったです。雲の上に出る(六ツ石山1478.8m)というのは、何度行っても良いものです。
12:50 六ツ石山山頂→14:44 水根バス停着 
               15:05 水根バス停発→ 15:15 奥多摩駅


              この日のトラックログ

TRASH CHALLENGEの感想
 大体、1日かかって先ほどのビニール袋満杯ぐらいでした。拾ったものは空き缶5本程度、茶碗の割れた部分4個ほど、コンビニのおにぎりのビニール包み4枚程度、最近ではプルトップに変わった空き缶のふた3個ほどです。この企画は、思ったよりつまらなかったというのが感想で、その逆に六ツ石山自体は思ったよりもおもしろかったです。このキャンペーンの基本コンセプトにあるように、大上段にかまえず、「ひとりひとりが一日、ひとつでもいいから、山に落ちているごみを拾って帰ろう」というのは別に悪くない。自分はいったい何が不満だっただろう、もう少しごみを拾うことで、「交流」みたいなのができればよかったと思う。ある意味それは、自分自身の問題でもあるのだが…

           集めたゴミ

山と渓谷 2003年12月号223頁より
 イベントの開催中は、あいにくの雨模様で、登山者はかなり少なめでしたが、それでも2日間の参加者は、約800人にものぼりました。(中略)今回集まったゴミは、特大の袋に12袋にもなりました。多かったのは、食品の袋、飴の包み紙、空き缶など。

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